NEW YEAR LETTER
新年明けましておめでとうございます。本年もご厚誼のほどよろしくお願い致します。
昨年は私が担当させて頂いている民事調停委員と医療ADR(弁護士会が運営する紛争解決手続)のあっせん人について報告させて頂きました。後者の医療事故は私たちにとって身近に遭遇する可能性のある事故ですが、それが医療側の責任に繋がるかどうかは微妙な面を持っています。そのような場合でも、患者側にとっては、事故の具体的な内容とそれが医療側に責任を問えることかどうかが分かるだけでも心の整理ができる場合があります。私は東京弁護士会の医療過誤法部に所属しており、昨年はその研究会で重症の冠動脈狭窄病の方に対するPCI(ステントによる冠動脈形成術)に関する判例について報告させて頂きました。民事調停や医療ADRにより、社会から少しでも紛争が少なくなっていければ幸いと考えております。
平成27年元旦
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